世界最大のダンプ ベラーズ(Belaz )75710の画像「ベラーズ・75710(Belaz 75710)」とは鉱山やダムなどの工事現場で活躍する世界で一番大きな車体を持つ、最大の有効荷重を兼ね備えたトラックのことです。英語では、「ベラルーシアン・オートモービル・プラント」とも呼ばれています。

何故ならばこの巨大トラックは、ヨーロッパの東ヨーロッパ側に位置していおります「ベラルーシ共和国」のジョジナという都市に所在する、土などの運搬関係の機器を製造している業者によって造られたものだからです。この製造会社には長い歴史がありまして、1948年の創業以来、主にソビエト社会主義共和国連邦のために、実に120,000以上もの運搬車両を製造してきました。

ベラーズの製造は、世界最大級の独立国家共同体への投資といった名目・目的で始まったプロジェクトでした。車両製造に関連した機器類の研究開発、製造、そして、アフターサービスをするための品質管理システムは、品質などの管理を行っている国際標準化機構のISO 9000規格に準拠しています。

そんな環境の下で生まれたベラーズシリーズですが、ベラーズ・75710は、2013年以降の誕生以来、今もなお、世界最大の積載量を誇るトラックとして大活躍をしています。

ベラーズ・75710のスペックなどについてなんですが、下記がベラーズ・75710の基本情報、スペックになります。

  • 長距離トラックのカテゴリーに分類されています。
  • ベラーズ・75710車体の大きさはなんと全長20.6メートル×高さ8.165メートル×横幅は9.87メートルにもなります。
  • 最大級の積載量を持つためウルトラクラスに分類されています。
    ※この最高積載量の運搬トラックの分類の基準なんですが、ウルトラクラスのトラックには、300トン以上の積載能力を持つすべての運搬トラックはすべてウルトラクラスと呼ばれています。
  • そのウルトラクラスのベラーズ・75710自身の最大積載量はメートル法で何と450トンにもなります。同じく最大級クラスとして造られた、6輪駆動のダンプトラックのXDE400でさえ、400トンの最大積載量ですから、ベラーズ・75710の最大積載量の効率の良さ、すごさがここでもよく示されていることと思います。
  • 車体のレイアウトですが、 フロントにエンジンが付いておりまして、四輪駆動になっています。実際のところなんですが、四輪駆動ではありますが、実は8つの大型ミシュランチューブレスタイヤを使っていますので、普通ならばタイヤが1つのところに二つのタイヤが付属している形になります。
  • 動力伝達系についてですが、エンジン自体はロールスロイスなどを作ったドイツの製造会社・MTUフリードリヒスハーフェン製で、DD16V4000というV16ディーゼルエンジンを2機積んでいます。そして、それぞれのエンジンの出力はなんと2,300馬力にもなっています。
  • トランスミッションについてなんですが、シーメンス製で世界初の450トンの鉱業用ダンプトラック「BelAZ-75710」を安全に稼働させるための必要性を満たすべく、独自のACトラクションドライブシステム「MMT500」を使用しています。 2013年当時にBelAZ工場から開発されたされたベラーズ・75710は、現地で入念な運転テストも実施されました。MMT500システムは4つの1200kW電動モーター、2つのトラクションジェネレーター、3つの送風機、ブレーキ抵抗ユニット、2つのELFAインバーター電気機器を備えた制御キャビネットなどより構成されています。
  • エネルギー動力源についてなんですが、電気自動車としても、ガソリン自動車としても機能することが可能で、これら両方の動力源を切り替えていくことによって、省エネルギー化を実現させています。この両方を併用したときの最高時速なんですが、これだけの積載量を持ちつつも最大65キロメートルもの速さで走ることができます。それに、1割り程度の傾斜がある登りの坂道などでしても、最大時速は40キロとなっていますから、かなりのモンスターですね。

上記のベラーズ・75710(Belaz 75710)を見てみますと、本当に優れた大型トラックに仕上がっています。今現在の世界最大トラックのギネス記録はアメリカ製のLiebherr T282Bになっていますが、しかしこれらのデータを考えてみますと、ベラルーシアン・オートモービル・プラントの最高峰としまして、ベラーズ・75710(Belaz 75710)がギネス世界記録として申請中という事実も簡単にうなづけます。

最後に、これらの情報をまとめて考えてみますと、ベラーズ・75710(Belaz 75710)は本当に優秀な大型トラックと言えるかと思います。今現在でも世界中の鉱山や工事現場などで使用されておりまして、その使用率は世界の40パーセントにも迫らん勢いです。これだけのものですから、その製造コストもかなりのもので、何と680,616,000円以上にもなってしまいます。恐ろしいほどの価格ですが、その処理能力を考えますと、現場にとっての神のような存在となり得ます。